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学芸員コラムCOLUMN

2023年9月27日 更新 / 企画展について

フランスに学んだ画家たち/佐伯祐三とゆかりの画家

現在、企画展「フランスに学んだ画家たち」と特別企画展「佐伯祐三とゆかりの画家」が開催中です。

企画展「フランスに学んだ画家」は、フランス留学を経験した画家の作品を展示しています。フランスは芸術の国として知られ、日本人を含め多くの画家たちが最先端の芸術を学ぶためにフランスへ渡りました。彼らはフランスで多くの技術を学び、帰国した後も独自の画風を確立するために更なる研鑽を重ねます。
同時開催の「佐伯祐三とゆかりの画家」で展示している画家たちも、日本の美術学校を卒業した後、次々とフランスへ渡りました。夭折の画家・佐伯祐三もその一人です。
画家にとって憧れの地とも言えるフランスで彼らは何を得ることが出来たのか、その成果を当館所蔵の作品を通してお楽しみください。

本コラムでは「フランスに学んだ画家」で展示中の作品1点をご紹介します。

レオナール・フジタ「洋梨をむく少女」
東京都生まれ。本名は藤田嗣治。東京美術学校卒業後、27歳の時にフランスへ渡る。芸術家たちが集うパリのモンパルナスに住み、ピカソやモディリアーニたちと交友を深めた。戦後再びフランスへ渡った時に帰化し、カトリックの洗礼を受けて名をレオナール・フジタと改めた。
1920年頃から”乳白色の肌”と呼ばれる白色の下地と、墨汁と面相筆を用いた繊細な線で描く独自の画風を確立する。

企画展「フランスに学んだ画家たち」と特別企画展「佐伯祐三とゆかりの画家」は11月27日(月)まで開催しています。皆様のご来館をお待ちしております。