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学芸員コラムCOLUMN

2022年12月2日 更新 / 企画展について

フォーヴィスム~野獣派と呼ばれた画家たち~

秋晴れで紅葉が気持ちの良い日々が続いておりましたが、12月になりぐっと寒くなりました。
2022年も残り1か月、年末が近づいてきました。みなさま今年はどのような1年でしたでしょうか?

 

さて、当館では11/30より企画展「フォーヴィスム~野獣派と呼ばれた画家たち~」を行っております。

 

フォーヴィスムとは・・?
20世紀初頭にフランスで起こった絵画運動のこと。
若い画家たちが、心の赴くままに原色を用いた強烈な色彩と大胆な筆遣いで力強い作品を描き、「あたかも野獣(=フォーヴ)の檻の中にいるようだ」と評されました。
フォーヴィスムの運動は1905年頃に華々しく登場するも、僅か数年で解散します。短命な動きではありましたが、影響力は大きく、画壇に革新をもたらしました。

 

本展では所蔵品より、フォーヴィスムの代表的な画家と、彼らに影響を受けた画家たちの作品を展示しています。
一部作品をご紹介いたします。

モーリス・ド・ヴラマンク
フランス生まれ。自由主義者で束縛や伝統を嫌う性格。自分の才能以外は信じず、絵画もほぼ独学で学ぶ。
ゴッホに影響を受け、チューブからそのまま塗り付けたような色の濃さとタッチが特徴。フォーヴィスムの運動をを率いた一人。

 

原精一
神奈川県生まれ。フォーヴィスムに傾倒した画家・萬鉄五郎に師事。筆致は粗々しくも、デッサン力に定評が有り。特異な作風は多くの支持者を集めた。
一貫して女性像を描き、裸婦の画家としても知られている。

 

本企画展は2023年2月27日まで!期間中には様々な催事が行われます。催事のご参加と合わせて美術館鑑賞はいかがでしょうか?催事の案内はコチラからご覧ください。
皆様のご来館を心よりお待ちしています!