2017年10月6日(金) 開催
・第一ヴァイオリン クリストフ・コレット(Christophe Collette)
・第二ヴァイオリン マルク・ヴィエーユフォン(Marc Vieillefon)
・ヴィオラ ヴァンサン・ドウプレク(Vincent Deprecq)
・チェロ セドリック・コンション(Cedric Conchon)
ドビュッシー弦楽四重奏団は1990年、フランスの「コンセルヴァトワール・ド・リヨン (リヨン国立高等音楽・舞踏学校)」に学ぶ若い音楽家により結成され、刺激に満ちた演奏や数々の賞を獲得したレコーディングにより、現在国際的な名声を得ている。4人はニューヨークから日本の東京、大阪に至るまで、世界の主要なコンサートホールを舞台に幅広い演奏会集を行っている。
カルテットの名を広めるのにもっとも貢献したのは、そのフランス音楽への傾倒である。4人の手になるラヴェル、ドビュッシー、フォーレらの四重奏は特に高い評価を得ている。さらに彼らはラロ、ルクー、ミョー、後期ロマン派のエルマン・ボナールといった同胞たちの作品を手がけることで、新たな聴衆を開拓し続けている。
エヴィアン国際弦楽四重奏コンクールで優勝し、ヨーロッパ、アジア、北アメリカの各地で、年間80回ほどのコンサートを開いている。また、傑出したコンサートホール(アムステルダムのコンセルトヘボウ、マドリード国立音楽堂、ジュネーブのグラン・テアトル、ベルリンのコンツェルトハウス、パリのシャトレ座やルーブル美術館)にたびたび招かれ、ヨーロッパでもとりわけ名高い音楽祭の数々に出演している。
著名な演奏家と室内楽の共演のみならず、近年大きな注目を集めているモダンダンスのグループ「カンパニー・カフィグ(演出・振付はムラッド・メルズキ)」を巻き込み、野心的なコラボレーションも実現させている。これはコンサートにおいて、踊るダンサーの傍らで各自の楽器を演奏するもので、演奏を演出の一部に組み込んだ新しいプロジェクトである。
演奏録音は幅広いジャンルに及び、デッカ・レコードからリリースされたモーツァルトの「レクイエム」は、特に画期的音源として特筆に値するものである。これは1802年にピーター・リヒテンタールが編曲した版をもとにしている(この仕事については、ドキュメンタリー映画も製作されている)。アリオン・レーベルからは「フランス音楽コレクション」と銘打たれたシリーズ(ボナール、ラヴェル、フォーレ、ウィトコフスキー、ルクーなど)に加え、ショスターコヴィチの四重奏曲全集や、そのほかさまざまな楽曲がリリースされている。
室内楽のレパートリーのなかでも、ブラームスやウェーバーのクラリネット五重奏曲を収めたCDはきわめて高く評価されている。この録音には、クラリネット奏者のジャン=フランソワ・ヴェルティエが参加している。
さらに4人は、ピアニストのフランソワ・シャプランとともに、モーツァルトのピアノ協奏曲の多くを手がけており、そのCDはリスナーから歓呼をもって迎えられている。ほかに、ウェーベルンの弦楽四重奏曲全集(ハルモニア・ムンディよりリリース)、『ル・モンド・ドゥ・ラ・ムジーク』誌の「ショック賞」 を得ている。フランスのリヨンが彼等の活動の拠点で、南仏で開かれる弦楽フェスティバル「レ・コルド・オン・バラド」と、同地の「弦楽アカデミー」を創設し、毎年の夏、そこで演奏や指導を行っている。
国立北京中央音楽 学院卒。人間国宝級の劉徳海に師事。上海芸術祭で優秀芸術賞を受賞。東京芸術大学に留学。
日本文化庁派遣によりアメリカ諸都市及び国連にて世界で唯一現存する正倉院宝物五弦琵琶(復元)で演奏(NHKでも放送)。
日本フィルハーモニー交響楽団によるタン・ドゥン作曲のオペラ「マルコ・ポーロ」公演のソリストとして出演。
2009年と2010年には世界PENフォーラムで中国ノーベル賞作家莫言の《秋の水》と《牛》の作曲・演奏を担当。
2009年 タンドゥン作曲「琵琶協奏曲」ミュンヘンフィルハーモニー交響楽団と共演。
2010年 ヤナーチェク弦楽四重奏と共演。
2011年 ジョルジュ・エネスク国際音楽祭でエネスクフィルハーモニーと共演。
2012年 JFC50th「Asian Music Festival2012」に出演。
2013年 チェコフィルハーモニーと共演。
2014年 タンドゥン新シルクロード音楽地図交響曲五弦琵琶で世界初演。
2015年 NHK世界遺産ドリームツアー五弦琵琶で出演。ヤナーチェク四重奏と再演。
2016年 中国国家文化、科学功労者受賞式典で出演。
蘭、蘭Ⅱ、王朝音楽のみやび「正倉院五弦琵琶」、藤壺「NHK出版」ASIAN MUSE、緑、DVD千年幻音、中国琵琶入門等、多数の作品をリリース。
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■ショスタコーヴィチ
-『アダージョ』
■タン・ドゥン(Tan Dun)
- 『琵琶と弦楽四重奏のための協奏曲(1999年)』
■ラヴェル
- 『弦楽四重奏曲』